まるで宝石!!冨田伊織氏の「新世界透明標本展」
久しぶりに行きました!
そして初めて一人でいきました!
熊本城周遊バス「しろめぐりん」に乗って行ってきました!
今、特別展示として2023年9月3日(日)まで冨田伊織氏の「新世界透明標本展」が開催されているんです。
ベアたんが初めて透明標本を見たのは一昨年くらい、たまたま福岡の雑貨店で販売用として並べてあるのを見たときです。
その美しさに息を飲み、またその作り方に大変興味を持ちました。
観覧料は以下のとおりです。
なお、幼児さんや障害者手帳をお持ちの方は無料で観覧できます。
特別展示室は2階になります。1階のこの右手の方に行くと常設展示があります。
2階へは階段とエレベーターであがることができます。
説明を読みながら進みます。
赤く染まっているのが骨格になります。
青く染まっているのは軟骨。
作り方としては、まずは虫ピンで留め、表面をコーティングした後に青く染まる薬剤で軟骨を染め、その後赤く染まる薬剤で骨格を染めます。
その後、タンパク質を分解する薬剤に漬け込むそうです。
約10種類もの薬剤に漬け込んで、何週間も、サイズじゃ条件によってはもっと長い期間をかけて染め上げるそうです。
魚類だけでなく、両生類、哺乳類も染まります。
あまり大きな物は脂肪分があったりしてうまく透明にならなかったりするそうです。
昆虫は主にキチン質やタンパク質でその外骨格ができているそうですが、あまりうまく染まらず、なんとなく色が薄くなったかな?程度にしかならないそうです。
透明にするには向き、不向きがあるそう。
灯りで照らすと幻想的。
保存液はグリセリン液を使用するそうです。
帰宅して調べてみたら、薬局にあるようなグリセリン液では純度が足りず、試薬などでしようする純度の高いものを使用するそうです。
薄暗くしてあるほうがよりよく観察できます。
美しくて、まるで宝石展を見ているかのような気分にさせられます。
見て歩いてみて、魚類のほうがより美しく標本になっていた気がします。
それはもしかしたら体が小さいからかもしれません。
あとはタンパク質が分解しやすかったりするのでしょうか。
質問コーナーも貼り出されており、気になったポイントについてかなりわかりやすく記載されていました。
ベアたんが、この技術を使ってなら、アレは。。。と思ったことについてもしっかり記載されてありました。(みんな気になるポイントなんですね)
ちなみに、この標本を家で作ることは困難なのだそうです。
10種類もの薬剤の中には劇薬も含まれていて、手に入れることが困難なことと、扱いが大変難しいんだそうです。
中学校や高校の部活などでこの透明標本づくりを体験できる学校もあるそうなので、そういう道に進みたいな!と思ったら探してみてもよいかもしれません。
夏にピッタリの涼しい展示会、ご覧になりませんか?
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