【熊本グルメ】熊本ラーメンの真髄を味わう — 新市街「おっぺしゃん」実食レビュー【ラーメン】

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熊本の中心街、新市街アーケードを歩くと、香ばしいマー油の香りがふわりと鼻先をくすぐります。

その香りに誘われるまま暖簾をくぐったのが、熊本ラーメンでも人気の「らーめん おっぺしゃん 熊本本店」です。

この店は、地元民にも観光客にも愛される、いわば“熊本ラーメンの顔”的存在。

でも、実は仙台が発祥の、逆輸入ラーメンなんだそう。

口コミでも「マー油が最高」「チャーシューがとろける」と評判の一杯を、ついにベアたんも味わう日がやってきました。

 

店内は活気があり、厨房からはマー油を焦がす香ばしい匂いが広がっています。

まず、入口右手にある食券機で食券を購入します。


席に案内してくれた店員さんは笑顔で、初めて訪れる私にも丁寧におすすめを教えてくれました。

こういう接客の温かさは、味の印象にも大きく関わります。

注文したのは「おっぺしゃんラーメン」。

店員さんが一番人気だと教えてくださいました。

テーブルに運ばれてきた丼は、見た瞬間にわかる“本気度”のあるビジュアル。

スープ表面を覆うのは、琥珀色のマー油の層。

これは焦がしニンニクをじっくり油で煮出して作られる熊本ラーメンの象徴です。

スープの香りを嗅いだだけで、胃が小躍りしそうなほど食欲が刺激されます。

具材は、コリコリとした食感が楽しいきくらげ、熊本ラーメンらしい海苔、半熟加減が絶妙な味玉、そして彩りと香りを添える刻みネギ、存在感抜群のチャーシュー。

丼の中でそれぞれの具材が鮮やかなコントラストを描き、食べる前から“熊本の味”が凝縮されているのがわかります。

一口目から「これぞ熊本!」の衝撃!

まずは食べる順番を確認・・・

レンゲでスープをすくい、ひと口。

…ガツンと濃い。けれど重たすぎず、スルリと喉を通る。

豚骨の旨味が骨の髄まで抽出されていて、そこに香ばしいマー油の苦味と香りが重なり、味に奥行きを生んでいます。

この組み合わせこそ、熊本ラーメンの真骨頂。

「これぞ熊本の味!」と心の中で叫んでいました。

濃厚なスープながら、口当たりは驚くほどまろやか。

豚骨のクセを消しながら旨味だけを引き出し、マー油が香りとコクを添える――まさに職人技を感じるバランスです。

 

麺は中太のストレート麺。

濃厚スープをしっかり絡め取り、すすった瞬間に豚骨とマー油の香りが鼻に抜けます。

コシがあり、噛むほどに小麦の甘みが広がるのも魅力。

チャーシューは、ひと口噛むとほろりと崩れる柔らかさながら、肉の繊維を感じる“肉感”も健在。

脂身の部分はとろっと甘く、赤身は旨味がぎゅっと詰まっています。

スープとの相性は言うまでもなく、麺と交互に食べることで、満足感が倍増します。

きくらげはコリッとした歯ざわりで、濃厚スープの中でいいアクセントに。

味玉は半熟黄身がとろけ出し、スープに溶け込むとまた違ったまろやかさを生みます。

海苔はスープを吸わせてから麺を包んで食べると、磯の香りがふわっと広がり、豚骨の濃厚さを軽やかにしてくれます。

食べ進めるうちに、濃厚さの中に潜んでいた“旨さ”がじわじわと前に出てきます。

これは豚骨の旨味が煮詰まった深みで、マー油の香ばしさとの相乗効果によって、最後のひと口まで飽きません。

気づけばレンゲが止まらず、スープをほとんど飲み干してしまいました。

この「濃いのに食べやすく、癖になる」という不思議な魅力こそ、おっぺしゃんが地元で愛され続ける理由でしょう。

 

味だけでなく、この店の魅力は接客にもあります。

厨房から元気な声が飛び交い、提供もスピーディー。

初めて訪れるお客さんにも親切に対応してくれるため、観光客でも安心して入れる雰囲気です。

食事をする時間そのものが心地よく、また来たいと思わせてくれます。

 

「らーめん おっぺしゃん 熊本本店」は、

☑️ガツンと濃い豚骨とマー油のコク
☑️とろっとしつつ肉感あるチャーシュー
☑️食感豊かな具材のバランス
☑️店員さんの親切な接客

そのすべてが揃った、まさに熊本ラーメンの名店です。
濃厚さを求める人にも、初めて熊本ラーメンを食べる人にもおすすめできる一杯。

新市街に訪れたら、ぜひ立ち寄ってみてください!

らーめん おっぺしゃん熊本本店

OPEN 11:00~25:00

〒860-0803 熊本県熊本市中央区新市街5−11

電話 0963424978

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