フィクションか?ノンフィクションか?映画「鳩の撃退法」
藤原竜也氏の映画は、間違いない。
そう、間違いがないのである。
まさに怪演でした。今回も。
毎回違う顔を魅せる怪優藤原竜也氏ですが、今回は小説家の役でした。
「鳩の撃退法」は2014年に小学館から出版された佐藤正午氏のベストセラーです。
この小説は2015年に山田風太郎賞を受賞しています。
この映画は藤原竜也氏が演じる、直木賞受賞作家・津田が新作小説を書き始めるところから始まります。
消えた男、偽札、本通りの男。
津田は一つの情報から隠された事実を推測する名人である。
それは作家の魂ともいえるものなのか。
場面が交錯し、そこに描かれている小説はフィクションなのか?ノンフィクションなのか、最後までわからないままにストーリーは進みます。
ミステリーな映画の中で、ミステリーを読んでいくような新しいスタイル。
話のテンポが良く、ぐいぐいと惹きつけられるような静かなパワーのある映画です。
ミステリーは予備知識がない方がやはり面白いのかもしれませんね。
最後まで話が読めず、小説家・津田についている担当編集者・鳥飼と一緒にハラハラドキドキできます。
キャストも豊川悦司氏にリリーフランキー氏と実力派が勢ぞろい。
それぞれが「不穏な空気」を生み出しており、この映画のミステリー・サスペンス要素をさらに強くする。
風間俊介さんの演技もよかったです。
事実は小説より奇なり、ということか?
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