映画「今日子と修一の場合」
観了しました。
映画「今日子と修一の場合」。
映画自体は淡々と進むストーリーでした。
東日本大震災を舞台としたストーリーで、人間ドラマ。
監督は奥田瑛二さんで、なんと主演が柄本佑さんと安藤サクラさんという、家族で作られた映画でした。
それぞれのストーリーが淡々と進む映画で、でも静かに展開が気になる映画で。
いつかストーリーが交差するのだろうと、引き込まれました。
不幸な人間の集合体を描いた映画で、心にズーンと重くのしかかるものも感じました。
柄本佑さんは大好きな俳優さんの一人で、明るくコミカルな役柄から重い役まで表情で演じ分けることができる俳優さんだと思っています。
今回の役どころも、永遠に終わらない罪を背負って、それでも生きていく、という役柄だったが冒頭部分と後半部分の表情の差がとても素晴らしかった。
「悩む」という演技をさせるにふさわしい俳優さんだと思う。
安藤サクラさんの演技は実は今回が初見でした。
「虚無感」「悲壮」を抱える難しい演技でしたが、目で演じるとはこういうことなんだなぁとただただひたすら感心。
全体を通してとても暗い映画でしたが、全体にまとまっていたし、音楽の効果もとてもよかったです。
映画の最中は、悲しいのにずっと泣けないでいましたが、映画が終わってエンドロールのときに、涙が一粒こぼれました。
決してハッピーエンドにはならない映画。
考えさせられる部分もあった。
でも、こんな終わり方も余韻があってとてもいいな、と思いました。
人にオススメするかというと、ちょっと人を選ぶかもしれない。
ベアたんには満足感ありな映画でした!
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