【映画感想文】「僕だけがいない街」映画版の魅力:ストーリー重視のタイムリープミステリー【微ネタばれあり】
藤原竜也氏の作品を追いかけていたこともあって、2回繰り返して見た作品。
アニメ版は途中まで見た記憶があり、うっすらストーリーは頭に入っていた。
それにしても面白い作品だ。
映画では序盤から犯人の推測はつくが、アニメの展開を思い出せなかったため、ストーリーの展開はかなり楽しめた。
が。
ラストってこんなだったっけ?
というラスト。
アニメがなかったら、これはこれで楽しめる作品だろう。
美談である。
まぁ、それは置いておいて、映画は推理モノというよりはストーリーを追って行くだけの小説のような感覚で見ることができる。
ありきたりなタイムリープではない展開。
息を呑むような恐怖のシーンはあまりないが、深々と心に忍び寄ってくる黒い影がある。
序盤でも述べたが、犯人は早い段階でわかる。
しかし、なぜ、どうやって、という点が最後までわからないのがいい。
犯人なりの美学、というやつだろうか。
児童虐待、ほのかな恋愛、ループ、推理サスペンスと要素が詰め込まれている割に、一つのストーリーとして紡がれ、きちんと終わりまでいくところは素晴らしいと思う。
藤原竜也氏にしては抑え気味の演技も気になったが、有村架純氏の可愛さ、純粋さの表現はかなり高評価だと思う。
主人公の子役の少年の演技は素晴らしかった。
今度はアニメ版を見返してみたい。
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