【映画感想文】映画『BLUE』:リアルな強さと人間味を描くボクサーたち(ネタバレなし)
本ページはプロモーションが含まれています。
松山ケンイチ氏の作品を追いかけていて見つけた本作。
⏩️映画『BLUE』
この映画に出てくるボクサーたちは、それぞれが完璧なヒーローではない。
背景に抱えた事情も違うし、強さも性格もまったく異なる。
しかし、それぞれがぞれぞれのストーリーのヒーローとして描かれていた。
人生がそんなにお気楽イージーモードでいかないように、一言でプロボクサーと言っても、誰しも輝けるわけではない。
勝者がいれば敗者がいるということだ。
松山ケンイチ氏が演じる瓜田は、強いプロボクサーではない。
けれど、彼の優しさという強さは目を見張るものがある。
それは人生という強さなのかもしれない。
映画的ではないのかもしれない。
ヒーローチックではない。
けれど、ドキュメンタリーでもないけれど、そこにはボクサーの人生が描かれている。
フィクションならではの心への迫り方がある。
人生の苦み、それこそがドラマだという、何とも引き込まれる映画だった。
素朴で、自然で。
そう、俳優が演じているということを忘れるくらい、自然な映画だった。
チカラで倒すことだけが強さのすべてではない。
それをひしひしと感じさせる、実に味のあるいい映画だった。
見終えたあとには爽快感があった。
もう一度見たい映画。
ブログランキングに参加しています!読んだよ、の合図に下のボタンをクリック(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)⏬⏬