【ドラマ感想文】シリアス俳優が大暴れ!笑いとスリル満載の刑事コメディ『No Activity2(ノーアクティビティ)』【ネタバレなし】

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No Activity2を見た。

シリーズ1も大変好みであったので、2もかなり期待が。

⏩️NoActivity2

シソンヌじろう脚本のコメディ刑事ドラマであるが、普段シリアスな役を得意とする豊川悦司氏が見せた意外なコメディの一面が非常に印象的であった。

普段のクールで重厚なイメージとはまったく異なり、どこか不器用でコミカルなキャラクターを演じる姿には、意外性とともに愛らしさがあり、思わず笑いを誘われた。

シリアスな役ばかり見てきたからこそ、こうした新しい一面に気づけたのは大きな収穫である。

 

そして、このドラマのもう一人の主役とも言える中村倫也氏のキャラクターもまた、見どころ満載であった。

彼の演じる椎名は、「かっこいいのか、お茶目なのか」一言では形容しがたいキャラクターであり、その複雑さが彼の魅力をより引き立てていた。

普段から役ごとに異なる表情を見せる中村倫也氏だが、今回はその多面的な演技力が最大限に発揮されていたと思う。

刺激と人の不幸を好む風変わりな性格でありながら、どこか憎めない彼のキャラクターは、視聴者を飽きさせることなく、次に何をするのかワクワクさせてくれた。

このドラマ全体の魅力は、何と言ってもそのテンポの良さと予測不能な展開にある。

コメディでありながら、刑事ドラマとしてのスリリングな要素も十分に備えており、一度始まると最後まで目が離せない。

特に、ストーリーが読めそうで読めない部分が多く、次々と巻き起こるトラブルに引き込まれる感覚がある。

「異状なし」というタイトルに反して、常に事件が転がり、予想外の方向へ進む展開はスリル満点であった。

 

加えて、脇を固めるキャストも個性が光っていた。木村佳乃氏が演じるチーフ・美里は、無線係という地味な役どころでありながら、その自己中心的な性格とパワハラ気質が、コメディのスパイスとして効いていた。

清野菜名氏演じる阿漓羅は、普段は真面目だが、一度キレたら手がつけられないというキャラクター設定で、シリアスとコメディのバランスが絶妙であった。

さらに、ハナコ岡部が演じる新人刑事の四角もまた、時田と椎名とのドタバタ劇に絶妙な間を加えており、全体のコメディ感をさらに引き上げていた。

 

シソンヌじろうの脚本は、まるで舞台のコントをそのまま映像化したかのようであり、軽妙なユーモアとテンポの良いやり取りが特徴的である。

シリアスな刑事ドラマの枠を越え、キャラクターたちのやり取りそのものがエンターテインメントとして成立しているところがこの作品の魅力であろう。

特に、各キャラクターが持つ独自のクセや個性が際立っており、それがシソンヌじろう独特の世界観とマッチして、ユニークなコメディを形成していた。

 

全体として、コント的な軽妙さと刑事ドラマのスリルを見事に融合させたこの作品は、視聴者を飽きさせない工夫が随所に散りばめられており、最後まで楽しむことができた。

普段シリアスな役を演じる俳優たちの意外な一面が垣間見える点でも、この作品は新鮮で、俳優陣の演技を楽しむことができる一作であった。

非常に面白いので続きがもし出たら、また見たいと思う。

 

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Posted by bear-tan