【映画】複雑な想いで観終わった。映画『Dr.コトー診療所』(2022)

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そうなのだ。

元々、離島における医療とは?というものも問うドラマだった。

それを思い出した。

Dr.コトー診療所(2022)

最初のドラマは2003年・・・

あれからもう20年以上経過しています。

 

コトー先生も歳を取りましたね。

しかし今回の映画はとても難しい気持ちで見ました。

コトー先生はスーパードクターです。

だからこそ、この年までこの志木那島の医療が続いてきたのでしょう。

とにかく美しい映画でした。

最後まで美しい。

 

しかし、離島での医療の現実というものに目を向けたとき、美しいだけでは語りきれないものがあるでしょう。

 

私の友人に、離島で内視鏡の医師をしている人物が居ます。

離島は過疎化が進み、高齢化も進んでいると聞いています。

医療環境としても、十二分に行き渡るほどはなく、友人はそんな離島に医療を届けるために医師になりました。

ヘリを使用したり、熊本市という土地に住んでいる私からは想像出来ない方法で医療を行っています。

医療が切っても切れないような、そんな環境にありながら、離島の医療はまだ十分でない部分もあると言っていました。

けれど、今は随分進歩したとも言っていました。

 

だから、この映画は私にとっては想いを込めて見る映画でした。

 

離島ならではの、田舎ならではの問題なども描かれており、『現実』の側面にも少し触れる映画だったと思います。

 

あとから映画のレビューを見たら、評価が二分していました。

私が感じた部分と同じ部分に引っかかりを感じた人もいたし、もっと深く見て、暗い部分に触れなくてもよかったのでは、という意見も散見しました。

ただ美しかった、感動した、と書いている人もいたし、感じ方が複雑に分かれる映画だなと感じました。

 

人間として、美しい映画だったと思います。

 

医療モノは好きです。

そこには真剣に命と向き合う姿勢が描かれるから。

そして、命というものを描こうとした映画がこの映画なのだな、と感じました。

 

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Posted by bear-tan