読了「探偵ガリレオ」
ガリレオシリーズは一気読みしたかったんですが・・・
中古でちょこまかと購入しているので、その中にどうしてもガリレオが混ざるのと、本が手にあるのに読まないわけにはいかない！と、順番はバラバラで読み始めたガリレオシリーズ。
東野圭吾氏の傑作だと思っています。
今回はそんなガリレオシーリーズの第一巻を手に入れました。
実はお恥ずかしながら、本を買うときタイトルだけざーっと見て、読んだことがないもの3冊セットとかで購入しているので、何の本が入ってるか把握してないんですよね。
なので、購入した本でも読む順番がバラけて読んだりしています。
その点、このガリレオシリーズは優秀です。
確かに登場人物の出てくる順番などはありはするけれど、基本的に読み切りです。
なので、前のシリーズを読んでいなくても普通に読み進めることができます。
そんな今回購入した「探偵ガリレオ」。
短編集でした。
東野圭吾氏の短編集を読むのは実はこれが初めてではないんですよね。
しかも、この本を読んだあとに今読み進めているガリレオシリーズの短編集を先に読んでいるのです。
長編が好きですが、東野圭吾氏の短編はキレキレで、すっと読むことができます。
【微妙にネタバレあり】
ストーリーは先に犯人がわかっていて、そのトリックを解いていく、というパターンのものが多い気がします。
が、そのトリックはやはり難解で、普通に読み解くことは難しいと思います。
また、それぞれのタイトルも秀逸で、読んだ後に「なるほど、実に面白い」となるパターンが多いです。
超常現象的な事件のトリックも解きます。
犯人を探すより容疑者の無実を考える章のほうが読み応えはあった気がします。
2時間ドラマだと、犯人を探して追い詰めていくパターンが多いのですが、東野圭吾氏の小説は容疑者の容疑を晴らそうとするものもありますよね。
東野圭吾氏の長編を好んで読んでいる人には、少し展開があっさりしすぎで評価を低めにされている方もいらっしゃいますが、私としては短編はかくあるべきだ、と思います。
すべての小説がハッピーエンドというわけでもありません。
が、読んだ後にスッキリするのがこの本の特徴でもあるかなと思います。
事件を解きながら人間模様を描いていく技はさすがだと思います！
今回も楽しませていただきました(*´ω｀*)
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